島津製作所の主力機種である液体クロマトグラフ「Nexeraシリーズ」の構成ユニットに採用が決まりました。
〜難燃性を付与したセルロースファイバー複合樹脂「グリーンチップ® CMF®」〜
「セルロースファイバー強化難燃複合樹脂」の分析計測機器への実装は世界で初めてのことです。
「セルロースファイバー強化難燃複合樹脂」を構成ユニットに採用した液体クロマトグラフ「Nexeraシリーズ」
分析装置などの電気機器は安全性の観点から外装や部材が燃えにくいことが望ましいものの、石油由来であるプラスチックや植物由来のセルロースは可燃性であるため、難燃性を高めることは困難でした。島津製作所とエフピー化成工業、巴川製紙所は「樹脂とセルロースという燃えやすい素材を組み合わせながら、一定の強度も保ちつつ、難燃性能を付与した配合技術」を3年がかりで開発してきました。そして、11月下旬より出荷される島津製作所の主力機種 液体クロマトグラフ「Nexeraシリーズ」の構成ユニット15種類に「グリーンチップ® CMF®」難燃グレード(UL94-V-0相当)の採用が決定いたしました。
グリーンチップ® CMF®難燃グレード
※「グリーンチップ® CMF®」は株式会社巴川製紙所の登録商標です。